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緊急記者会見 全国の財政破綻懸念の市町村
―全国と山形県市町村の財政危機状況―
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| ■記者会見の趣旨 「地方消滅」という、極めて衝撃的なレポートが報告されました。 報告者らは、かつて、『自治体財政を分析・再建する―予算・収支の見方から行政評価・バランスシート・健全化計画の作成法まで―』(大村書店、平成14年、2002年)の著の冒頭に「市町村倒産はあり得ないことではない」という、いささかショッキングな「まえがき」で、地方財政分析の解説、概説書を上梓しました。当時は、あり得ないという、声が学会でも多数でありました。 その後、ご存じのように、夕張市の財政破綻を契機に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」が平成19 年6 月22 日に公布され、健全化判断比率および資金不足比率の公表に関する規定は平成20年4月1日から施行されました。 平成19年度決算以降、健全化判断比率として、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」が公表されてきました。 総務省「平成25年度決算に基づく健全化判断比率・資金不足比率の概要（確報）」によれば、①財政再生団体：北海道夕張市（※24年度決算も同じ。）、② 財政健全化団体：青森県大鰐町（注１：※24年度決算：青森県大鰐町、大阪府泉佐野市）となっています。 公表された「決算カード(決算状況)」を見ると、多くの団体では、これらの判断比率指標は、減少傾向にあります。これらの数値を見ると、「健全化法」の数値公表以来、市町村財政は好転し、財政は健全であるということになります。 果たして、本当の実態はどうでしょうか!!?? 市町村財政は健全でしょうか!!?? 企業でいう、優良団体である、と胸を張って言えるでしょう!!??市町村財政の実態は!!?? |
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| ■あなたの市町村のランキングは何位!!?? 財政健全度は!!??
その実態は!!?? |
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| 主催：東北公益文科大学大学院 出井信夫研究室 共催：第３セクター研究学会 後援：共同通信社(申請中) |
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| ■発表内容の特徴 筆者らは、このような問題認識のもと、市町村財政を多面的な視点より、分析、評価しました。体系的には未完成のところもありますが、市町村財政分析の結果概要を公表して、自治体関係者のみならず、一般市民、住民にも、「偏差値評価」(大学入試難易度ランキングなどが代表例です)により、わかりやすく概説します。 全国の市町村について、財政主要指標である「財政力指数」（財政力）」「経常経費比率（弾力性）」「実質公債費比率」（健全性）の指標を対象に、本研究では、第一に、全国市町村の平成14年度～24年度における決算値データをもとに、財政の主要指標である「財政力指数」（財政力）「経常経費比率（弾力性）」「実質公債費比率」（健全性）における「全国市町村の偏差値」を算出して、「全国市町村自治体の評価序列」を作成しました。 さらに第二に、山形県内市町村については、詳細分析として、財政指標データに基づいて、「主成分分析」「クラスター分析」「相関分析」を行った。これにより、山形県内市町村の財政における全国的な位置付け、他市町村との比較、経年的な変化を明らかにしました。 |
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| ■発表概要 １ はじめに 大学院教授 博士(経済学) 出井 信夫 ２ 全国の財政破たん危機の市町村自治体 大学院修士課程 北風 秀明 ◎財政主要指標の「標準偏差値分析」 ３ 山形県内の財政破たん懸念の市町村自治体 大学院研究生 博士(公益学) 小野 英一 ◎財政指標の「主成分分析」 ◎財政指標の「クラスター分析」 ◎財政指標の「相関分析」 ４ 地方公共団体財政健全化法における判定指標数値のミステリー? 出井 信夫 ５ 自治体財政評価の今後の課題と展望 出井 信夫 |
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| 【参考文献】 出井信夫『基礎からわかる 自治体の財政分析(改訂版)』（学陽書房 2008年5月） 出井信夫・参議院総務委員会調査室『図説 地方財政データブック(平成20年度版)』（学陽書房 2007年9月） 出井信夫・池谷忍『自治体財政を分析・再建する―予算・収支の見方から行政評価・バランスシート・健全化計画の作成法まで―』(大村書店 2002年11月) 出井信夫『都市・地域政策と公民連携・協働―PPP・PFI・NPO・基金・公益信託・第３セクターの研究―』 （地域計画研究所 2002年3月） 出井信夫編著『自治体財政運営管理の理論と実際―長期財政計画と計画策定システム―』 （地域計画研究所 1983年11月） |
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| 出井信夫研究室ＨＰ（http://mikkojuku.com/ideikenkyushitsu/） E-mail：dei@koeki-u.ac.jp |
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