| The Japan Society for "Daisan Sector" |
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学会会長の就任にあたって |
第3セクター研究学会は、1993年7月、中央大学駿河台記念館で、前会長の金田昌司先生（中央大学名誉教授、山梨学院大学大学院特任教授）を中心に創立され、早10数年が経ちました。その間、前会長や前副会長山本潔先生など、多くの学会諸先生、また外部の有識者の諸先生方よりご支援、ご協力を受けて、学会事務局の運営に携わってまいりました。「光陰矢のごとし」という言葉を、実感している次第です。 この度、金田会長が勇退され、世代交代により会長職に就任することになりました。学会の会長職を担うには、微力ではありますが、精一杯がんばります。 また副会長に黒田宏治静岡文化芸術大学教授、罍昭吉実践女子大学教授、山下茂明治大学大学院教授の三先生が、常任理事・事務局長に樋口武吉先生（プリンスランド興産㈱事業本部取締役本部長）が就任されるとともに、名誉会長に金田昌司先生、顧問に弁護士山本潔先生と渡辺淳先生（㈱地域計画研究所顧問）に就任いただき、理事２３名、監事２名の新体制で、新たな船出をいたすことになりました。 会員の先生におかれましては、これまでと同様、ご支援、ご協力、よろしくお願いします。 周知のように、国や自治体においては、市町村合併、三位一体改革、指定管理者制度の問題、道州制の議論、市場化テストの問題、行財政改革問題など、また国と自治体との役割分担問題など、課題が山積しています。このような状況において、会員数は少ないながら、本学会が果たしてきた社会的貢献は、極めて大きいものがあります。 第3セクター研究学会は、改めて申し上げるまでもなく、単に、第３セクターに関する諸問題、諸課題を議論するにとどまらず、都市や地域における諸問題、諸課題について、広範な多様な観点から議論し、研究している学会で、会員は大学研究者のみならず、実業界や公務員の方など、多彩な分野の方により構成されている点が大きな特徴です。 学会著書や学会ホームページに紹介されていますように、学会設立以来、大会、地方大会、研究会、セミナー、学術国際交流研究会等により多くの研究成果を残すことが出来ました。また、韓国との学術交流など、国内外において、研究者、民間企業関係者、公共部門関係者との相互交流を実現して来ました。 これらの研究成果や活動実績については、1996年には『21世紀を創る第 3セクター』を公職研の特集号として発刊し、また2000年には『地域経営の革新と創造―分権時代の第 3セクター―』（透土社/丸善）を刊行しました。両書とも現在絶版で、大学図書館などの蔵書を除けば、事務局に見本が数冊保管しているのみです。厳しい出版状況ではありますが、今後、三冊目の出版を目指し、努力していきます。 これまでの会員諸先生のご支援、ご協力はもとより、会員以外の多くの関係者の方々からの多大なご支援やご協力を賜りましたことを、改めて御礼申し上げます。とともに、今後とも、変わらず、ご支援、ご協力を賜ることを、お願いする次第であります。 |
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